ブレーキシステムの性能を大きく左右するブレーキフルード

ベーパーロックを防ぐ

長所:低粘度、高沸点

ブレーキディスクキャリパーパッドブレーキマスターシリンダーが、ブレーキシステムを構成する4つの主な部品です。しかし、こういった部品もシステム全体の働きに大きく関与するブレーキフルードがなければ、本来の役割を果たすことができません。このブレーキフルードにはあまり注意が向けられないため、一般的にはメーカーが推奨する交換時期に全量交換ではなく、手軽に継ぎ足しが行われたりしています。
ベーパーロックの発生
このような習慣は、ベーパーロック現象の発生につながります。ベーパーロック現象とは、ブレーキフルードの沸騰によって気泡が発生し、ブレーキペダルを踏んでもその気泡が踏力を吸収してしまい(スポンジを踏んでいるような感じ)、ブレーキが効かなくなってしまうという現象です。これはブレーキ回路を構成するチューブの空気孔によって、時間の経過とともにフルードの水分含有量が多くなり、沸点が大幅に低下してしまうことに起因します。その結果ブレーキ効率が低下してしまいます
Bremboプレミアムブレーキフルード
Bremboプレミアムブレーキフルードは標準仕様のものよりも沸点が高いため、ベーパーロックに対する耐性に優れているのはもちろんのこと、低温でも確実なブレーキングを発揮します。さらに、高い耐腐食性と耐酸化性を誇るBremboブレーキフルードは、使用中の化学的変化を長期的に防ぐことができます。つまり、本来の性能が長きにわたって保たれるのです。
さまざまな形式のBremboブレーキ フルードのパック
数々のソリューションを採用した充実の製品ラインアップ
Bremboプレミアムブレーキフルードの製品レンジは多数のソリューションを採用しているため、どんな車両のニーズでも満たすことができます。
DOT 4
非常に高い沸点と標準より低い粘度。これは、規制を完全に満たしており、さらにその基準を超えています。優れた防錆効果を発揮します。すべての車種に対応。
DOT 4低粘性
DOT 4 LVは、ESPデバイスの即時応答を保証します。電子制御式スタビリティおよびブレーキコントロールシステム(ABS、ESP、ACR、TCSなど)を搭載した最新の車両のほとんどに最適な選択肢です。
DOT 5.1
耐高温性、粘性に優れた特長を有しています。ABS搭載車を含む高性能車に推奨。
基準値を上回る性能。
Bremboプレミアムブレーキフルードの製品ラインは、ブレーキフルードのクラスである4、5.1、6のいずれにおいてもそれぞれ基準を 十分にクリアしているため、いつでも安全なブレーキングを保証します。
 
パラメーター
Brembo
ベース要件
ERBP
ウェット ERBP
粘度 (-40°C)
≥ 260°C
≥ 170°C
1500 cSt max
≥ 230°C
≥ 155°C
≤ 1500 cSt
DOT 4 LV class 6
安全データシート
ERBP
ウェット ERBP
粘度 (-40°C)
≥ 260°C
≥ 170°C
750 cSt max
≥ 250°C
≥ 165°C
≤ 750 cSt
DOT 5.1 class 5.1
安全データシート
ERBP
ウェット ERBP
粘度 (-40°C)
≥ 265°C
≥ 185°C
900 cSt max
≥ 260°C
≥ 180°C
≤ 900 cSt
 
Bremboパーツ番号
サイズ
容器
L 54 005
L 54 010
0,5 l
1 l
プラスチックボトル
プラスチックボトル
DOT 4 LV class 6
安全データシート
L 54 205
L 54 210
0,5 l
1 l
プラスチックボトル
プラスチックボトル
DOT 5.1 class 5.1
安全データシート
L 55 005
L 55 010
0,5 l
1 l
プラスチックボトル
プラスチックボトル
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